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注意!繰り上げ返済の落とし穴


日本人は貯蓄を美徳とし、借金を嫌う傾向にあるようです。住宅ローンも借金ですから、なるべく早く返済しようと、繰り上げ返済に力を入れている人も多いのではないでしょうか。

繰り上げ返済は総返済額を減らす意味では非常に有効です。しかし使い方を間違えれば、そこには落とし穴があります。一体どんな落とし穴があるのでしょうか?

注意!繰り上げ返済の落とし穴の例


 ケース1:予備費

住宅ローンの繰り上げ返済は、当然のことながら手持ちの資金を削って行います。『繰り上げ返済=手持ちの資金が減る』のは当然のことです。繰り上げ返済に躍起になりすぎて貯蓄が極端に少ないと、さまざまな問題が起きてきます。

人生には何が起きるかわかりません。病気やけがで働けなくなったり、会社が倒産したり。一般的に言われているのは、最低でもつなぎ資金として3か月分の生活費以上の蓄えは欲しいです。


 ケース2:目的別貯蓄

数年単位で車を買い替えたり、お子様の進学時などはまとまったお金が必要です。住宅ローンの繰り上げ返済で貯蓄が無くなってしまい、住宅ローンよりも高金利のマイカーローンや教育ローンを新たに組むようでは、繰り上げ返済の意味がありません。


  ケース3:住宅ローン控除

住宅ローンの残高に応じて、所得税が控除される住宅ローン控除。住宅ローン控除の概要に、「償還期間10年以上」とあります。期間短縮型の繰り上げ返済を繰り返した結果、控除を受けられなくなる場合もあるので注意が必要です。


  ケース4:万が一の場合

住宅ローンには『団体信用生命保険』が付加されています。一番つまらないケースは、繰り上げ返済を頑張って、あと少しで返済終了という時に契約者がなくなってしまうという事ではないでしょうか。

繰り上げ返済を頑張ったと言う事は、その分貯蓄が減っていると言う事になります。貯蓄が減っている状態で、残された家族は大変ではないでようか?


繰り上げ返済と貯蓄のバランスが大切


以上のように、繰り上げ返済には様々な落とし穴があります。日本人気質で借金が嫌いなのは仕方ありませんが、貯蓄を減らすことのデメリットも考慮しなければなりません。

繰り上げ返済は総返済額を減らすには非常に有効です。要するに大切なのはバランスです。計画性を持ってバランスよく繰り上げ返済を行ってください。