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変動金利vs固定金利 FP岩井の選択


変動金利と固定金利。性格や考え方によってどちらを選択するか大きく変わります。FPでさえ変動派と固定派に別れるので、一般の方が選択するときは非常に迷うと思います。

こちらのページでも変動と固定についてメリットデメリットを述べさせていただきましたが、結局FP岩井だったらどうするのか?と言う事をこのページで解説したいと思います。

こちらのページと同じ条件だったらと仮定します。

変動金利 1.00%
固定金利 3.00%

借入額 3000万円 35年返済 ボーナス払いなし
元利均等返済方式

今(2012年2月)の優遇金利とか考えると、大体こんな感じです。

この条件であれば、私は変動金利を選択するでしょう。解説させていただきます。

第1回目の支払を計算すると、以下のようになります。

変動金利(1.00%) 固定金利(3.00%)
第1回目支払額 84,686 115,455
内元本額 59,686 40,455

確かに変動金利にはリスクがありますが、これほどの元本返済額に差があり、しかも支払額にも差があれば、変動の方が単純にお得と思えてしまいます。

しかし、単純にお得感だけで変動金利を選択してしまっては、仮に金利上昇局面に入って慌ててしまいます。

そこで、固定金利と変動金利の支払額の差を繰り上げ返済に回します。

115,455-84,686=約3万円

と、言う事で、毎月3万円を繰り上げ返済します。

繰り上げ返済1円から可能、手数料無料の住宅ローンも結構あるので、それも条件とさせていただきます。

減る元本の額は

固定金利 40,455
変動金利 59,686+30,000=89,686

支払っている額は、ほぼ同じですが、元本の支払いが倍以上になります。


繰り上げ返済には『期間短縮型』と『支払額縮小型』がありますが、私なら支払額縮小型を選択します。期間縮小型の方が支払総額を減少させることが出来ますが、仮に金利上昇局面に入り支払えなくなれば、マイホームを手放さなければなりません。

変動金利を選択して固定金利との差を繰り上げ返済し、支払額縮小型を選択して、目途が付いたら全額繰り上げ返済する。

が理想的なのかも知れません。しかし、実際には「家賃感覚」で住宅ローンを組む人が多いのが現状です。家賃感覚で住宅ローンを組むのであれば、絶対的に固定金利で組むべきです。

アベノミクスで状況は変わった


民主党政権下では超円高なのにもかかわらず、それといった金融政策を行いませんでした。自民党に政権が戻り、安部総理が「アベノミクス」を打ちたて、黒田日銀総裁による「黒田バズーカー」が放たれました。

アベノミクスは物価上昇率2%を目標にしています。この金融政策は市場にジャブジャブお金を流す政策です。当然金利上昇も想定されます。今であれば絶対固定金利を選択したほうがいいと私は思っています。金利もまだまだ低水準の今こそ、固定金利で先を確定させてしまったほうが賢明と言えるでしょう。